2013年11月13日
第21回 巷のウワサ 犬にNG?な食材
「犬にごはん(穀類)を食べさせても良いのですか !?」
ペット食育入門講座の受講者さんから驚きの声をいただきました。
ペット食育協会では手作りごはんの内容を下記のように説明しています。
『 肉・魚類 : 野菜 : 穀類 = 1 : 1 : 1 』
(第2回「犬の手作りごはん どう作る?」参照)
また、犬にあげてはいけない食材にも穀類は入っていません。
(第4回「犬にあげてはいけない食材は?」参照)
しかし、巷には『犬にごはん・穀類をあげてはイケナイ!』といわれる話もあるようです。
「犬は肉食動物であるから、穀類の消化をしにくい。」が所以のようです。
確かに犬は人間よりも肉食に近く、唾液中に炭水化物の消化に関わるアミラーゼを持たないので穀類の消化が得意ではないといわれていますが、全く消化できないわけではありません。
生米ならともかく、穀類のデンプンは加熱することにより消化しやすくなりますから、体の負担となることもなく消化吸収できます。
また、犬は肉食動物だと思われていますが、どちらかというと雑食動物です。
人間と共に暮らすようになってから、いろいろな食材を食べるようになり、穀類も食べられるように進化してきたようです。
穀類・炭水化物は簡単かつクリーンなエネルギーとなる効率よい食材です。
心配することなく手作りごはんにも穀類を使ってください。
ということで、犬は穀類を食べなくても生きていける動物ですが、食べさせてはイケナイというわけではないのです。
◆他のNG食材?
『ほうれん草を食べると結石症になる?』
ほうれん草はアクが強い野菜。このアクにはシュウ酸が含まれており、これがシュウ酸カルシウム結晶の原因となるといわれていますが、ゆでて水にさらせばシュウ酸を取り除くことができます。
ほうれん草だけを多量に続けて食べ続けるのでなければ問題はありません。
『ナス科の植物は関節炎になる?』
ナス、トマト、じゃがいも、ピーマン、パプリカなどナス科植物に含まれるアルカロイドの一種が関節炎の痛みを悪化させるといわれています。
しかし、普通の健康状態の犬であれば、これら微量のアルカロイドは体内で処理できます。
どちらかといえば、体に良いといわれる第7の栄養素・ファイトケミカルが(第17回参照)
多く含まれる食材ですから、ぜひ使ってほしいですね。
(第17回「犬ごはんにもオススメ ファイトケミカル」参照
巷のウワサの食材ついては安易に「そうなんだ!」と鵜呑みにするのではなく、どうして? どの位の量? どのような健康状態の時に? などなど、少し掘り下げて調べてみると、食材に関する不安がグーンと減りますよ。
おにぎり 食べるワン。
穀類を食べても良いからと言っても、『穀類だけ』の食事が毎回はダメですよ。
やはりいろいろな食材をバランスよく使ってくださいね。
ペット食育入門講座の受講者さんから驚きの声をいただきました。
ペット食育協会では手作りごはんの内容を下記のように説明しています。
『 肉・魚類 : 野菜 : 穀類 = 1 : 1 : 1 』
(第2回「犬の手作りごはん どう作る?」参照)
また、犬にあげてはいけない食材にも穀類は入っていません。
(第4回「犬にあげてはいけない食材は?」参照)
しかし、巷には『犬にごはん・穀類をあげてはイケナイ!』といわれる話もあるようです。
「犬は肉食動物であるから、穀類の消化をしにくい。」が所以のようです。
確かに犬は人間よりも肉食に近く、唾液中に炭水化物の消化に関わるアミラーゼを持たないので穀類の消化が得意ではないといわれていますが、全く消化できないわけではありません。
生米ならともかく、穀類のデンプンは加熱することにより消化しやすくなりますから、体の負担となることもなく消化吸収できます。
また、犬は肉食動物だと思われていますが、どちらかというと雑食動物です。
人間と共に暮らすようになってから、いろいろな食材を食べるようになり、穀類も食べられるように進化してきたようです。
穀類・炭水化物は簡単かつクリーンなエネルギーとなる効率よい食材です。
心配することなく手作りごはんにも穀類を使ってください。
ということで、犬は穀類を食べなくても生きていける動物ですが、食べさせてはイケナイというわけではないのです。
◆他のNG食材?
『ほうれん草を食べると結石症になる?』
ほうれん草はアクが強い野菜。このアクにはシュウ酸が含まれており、これがシュウ酸カルシウム結晶の原因となるといわれていますが、ゆでて水にさらせばシュウ酸を取り除くことができます。
ほうれん草だけを多量に続けて食べ続けるのでなければ問題はありません。
『ナス科の植物は関節炎になる?』
ナス、トマト、じゃがいも、ピーマン、パプリカなどナス科植物に含まれるアルカロイドの一種が関節炎の痛みを悪化させるといわれています。
しかし、普通の健康状態の犬であれば、これら微量のアルカロイドは体内で処理できます。
どちらかといえば、体に良いといわれる第7の栄養素・ファイトケミカルが(第17回参照)
多く含まれる食材ですから、ぜひ使ってほしいですね。
(第17回「犬ごはんにもオススメ ファイトケミカル」参照
巷のウワサの食材ついては安易に「そうなんだ!」と鵜呑みにするのではなく、どうして? どの位の量? どのような健康状態の時に? などなど、少し掘り下げて調べてみると、食材に関する不安がグーンと減りますよ。
おにぎり 食べるワン。
穀類を食べても良いからと言っても、『穀類だけ』の食事が毎回はダメですよ。
やはりいろいろな食材をバランスよく使ってくださいね。
Posted by 日刊いーしず at 12:00