犬の手作りごはんを始めるにあたり、不安なことのひとつ。
「私が作るごはんで体調を崩してしまったらどうしよう・・・」ですね。
不安は知らないから感じるだけ。あげてはいけない食材をきっちりと覚えましょう。

［ネギ類］
ネギに含まれているアリルプロビルジスフィルドという物質が赤血球を破壊し、溶血性貧血を起こすといわれてます。

［生のイカ・タコ類］
消化が悪く、チアミナーゼという酵素がビタミンＢ1を破壊し、脚気のような症状になるといわれています。

［加熱した鶏の骨、魚の骨］
消化器を傷つける可能性があります。

［生卵の白身］
アビジンという物質が、ビオチンの吸収を阻害するといわれています。但し、全卵（黄身も含めて）、または加熱したものはＯＫ。

［チョコレート］
テオブロミンという物質が神経症状を引き起こすといわれています。

［ジャガイモの芽］
中毒を起こすソラニンという物質がが含まれています。

［香辛料］
胃腸を刺激し、負担になることがあります。

以上の食材をあげないように、食べられないように気をつけましょう。


・・・では、あげてもよい食材は？
上記以外の食材はあげても良いってことです！！

ペット食育入門講座を受講していただいた飼い主さんからも、「へぇ～こんなにいろいろと食べさせて良いのですね～」という感想をいただきます。

「犬にヒトの食べ物をあげてはいけない！」を、「ドックフードしかあげてはイケナイ！」と 思い込んでいる飼い主さんも結構多いのです。
正確なところは、「犬にはヒト用に加工された食べ物、加工食品、お菓子などをあげてはいけない！」です。

お手元のドックフードの袋の原材料を確認してみてください。
［フード原材量例］
鶏肉、豚肉、オートミール、玄米、にんじん、菜種油、昆布などなど

私たちが食べるものと同じ食材名が記載されています。
ということは、穀類、肉類、イモ類、野菜、油、果物もあげても良いってことですよね？
スーパーで手に入れることができる色々な食材で手作りごはんを作ってくださいね。

※注　
ドックフードから手作り食への切り替えは徐々に。
酸味や苦味のある食材は苦手な犬が多いようなので少量で様子をみる。


栄養価が高くて、お値段がお手頃な旬の野菜を使うことをオススメします。