2013年12月11日
第23回 〇〇によい食材は何ですか?
「何を食べさせたら、〇〇症状に効果がありますか?」というご質問をいただくことがあります。
食材には色々な作用、パワーがありますが、何かひとつの食材(栄養素)を摂ったからといって、すぐに効果があらわれるとは限りません。やはりバランスのとれた食事が健康な体づくりの基本です。病気になってからの『食事療法』ではなく、元気なうちから『食養生』で、排泄不良の改善や免疫機能を高めて病気になりにくい体づくりをしていきましょう。 ※ペット食育指導士はペットの病気に関するご質問にはお応えできません。(獣医師の指導士は除く)
健康な体作りには色々な食材をバランスよく摂ること、水分たっぷりごはん、ファイトケミカルや体を温めることが大切だと今までお伝えしてきました。
納豆、ヨーグルトなど発酵食品も腸内環境を整えて免疫力を高めてくれます。また、食品を丸ごと全部を食べることにより、多くの栄養素を摂れるという考え方もあります。全体食品(ホールフード)といわれ、 玄米、ごま、小魚類、小エビ類、豆類などです。ミネラルやタンパク質、ビタミン、炭水化物、食物繊維、脂質など、生きる為に必要な栄養素が丸ごと含まれているので免疫力を高めてくれるといわれています。
小エビのひとつ、地元・静岡の特産品の桜えびには旨味や栄養が詰まっています。
【桜えびの主な栄養素】
キチンキトサン、タウリン、マグネシウム。カルシウム、リン、鉄、亜鉛、銅
◆キチンキトサン 殻に多く含まれる不溶性食物繊維。自然治癒力の強化、免疫力を高めるといわれる
◆タウリン 肝機能を高め、解毒作用を強化して老廃物を排泄する
◆カルシウム 牛乳の7倍量といわれる
現在は、ちょうど秋の桜えび漁の漁期中。旬の味覚を一緒に味わうのもいいですね。

私たちの体も犬の体も食べたものからできています。
今日のごはんが明日の健康な体の元になるのです。
Posted by 日刊いーしず at 12:00